ファイルへの出力:テキストファイル

ファイルへの出力の方法です.
ここでは,テキストファイルとしてデータを出力する方法を紹介します.
 

【基本】

次のプログラム “FileWrite1.java” はファイル “text2.txt” に対してテキストデータを出力する例です.

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import java.io.*;
 
class FileWrite1 {
	public static void main( String argv[] ) {
 
		FileWriter fw;
 
		try {
			fw = new FileWriter("text2.txt");
			fw.write("This is an output data from\n");
			fw.write("FileWrite1.\n");
			fw.write("日本語の出力です.\n");
			fw.close();
		} catch( IOException e ) {
		}
	}
}

ファイルを FileWriter というクラスのオブジェクトとして生成しています.これを実行すると,ファイル “text2.txt” に次のような内容が書き込まれます.

This is an output data from
FileWrite1.
日本語の出力です.

 

【便利な方法】

 FileWriter を元に PrintWriter というクラスのオブジェクトを生成すると,それに対して print, println, printf といった出力用のメソッドを用いて内容を出力することができます.次のプログラム “FileWrite2.java” は printf メソッドを用いて書式を指定して正弦関数の定義域と値域を出力する例です.

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import java.io.*;
 
class FileWrite2 {
	public static void main( String argv[] ) {
 
		FileWriter fw;
		PrintWriter pw;
 
		try {
			fw = new FileWriter("text3.txt");
			pw = new PrintWriter(fw);
			double x, y;
			for ( x = 0.0; x < 6.3; x += 0.1 ) {
				y = Math.sin(x);
				pw.printf("sin(%.1f) = %.10f\n",x,y);
			}
			fw.close();
		} catch( IOException e ) {
		}
	}
}

これを実行すると,ファイル “text3.txt” に次のような内容が出力されます.

sin(0.0) = 0.0000000000
sin(0.1) = 0.0998334166
sin(0.2) = 0.1986693308
sin(0.3) = 0.2955202067
sin(0.4) = 0.3894183423
 (以下省略)

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